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鋼管定着工法を施工する場合、よくある問題点をまとめました。
今後、鋼管定着工法による耐震補強を設計・施工される場合の参考としてください。





Q
鋼管定着工法と鋼管コッター工法との違いは?
Q
「鋼管定着工法」は接合部に鋼管を用いた耐震補強の一般名称、「鋼管コッター工法」は戸田建設開発工法の固有名称です。鋼管コッター工法は接合部に鋼管をコッターとして用いた鋼管定着工法と定義されます。



Q
本工法採用の耐震補強工事の施工者は限定されるのか?
Q
専門工事会社は施工品質の確保、維持向上のために工法研究会への入会が必要ですが、元請の施工会社は限定しておりません。どの施工会社でも本工法採用の耐震補強工事の施工ができます。



Q
鋼管定着工法で耐震壁を設計したいのですが?
Q
鋼管コッター工法の設計が可能な設計事務所は、当工法のホームページに掲載されている賛助会員に限ります。
現設計を実施した設計事務所が賛助会員で無い場合、設計事務所に工法研究会の設計講習会を受けていただき、賛助会員になっていただくか、賛助会員の設計事務所へ接合部のみ設計を依頼していただくようになります。



Q
鋼管コッター工法研究会の会員(正会員、賛助会員)になりたいのですが?
Q
ホームページページの入会案内をご覧下さい。そして、正会員・賛助会員登録のフローを参照してください。申し込まれる前に紹介者等を通じて当会理事或は事務局へ御相談ください。



Q
鋼管定着工法或は高靭性モルタルの施工会社を紹介してください。
Q
ホームページの鋼管コッター工法施工管理体制をご理解していただき、専門工事会社一覧よりエリア内の施工会社を選定してください。そして、正会員名簿から連絡先を確認しお問合せください。詳細は当会事務局へ御相談ください。



Q
既存躯体のコンクリート強度が不明。
Q
予備調査を行い、コンクリート強度を確認する。
既存躯体のコンクリート強度が不明な場合やFC13.5以下の場合は、鋼管コッター工法は使用不可とする。



Q
仕上げモルタルの強度は、どのように評価を行うのか。
Q
柱の上中下、梁の左中右(合計12箇所)を、シュミットハンマー法にて計測を行う。実測したモルタル圧縮強度の平均値で評価を行う。



Q
2次耐震診断の場合、鋼管コッターを用いた補強壁の評価を曲げ壁としてよいか。
Q
鋼管コッターを用いた補強壁は、曲げ壁として評価はできない。せん断壁のみの評価とする。



Q
鉄筋探査後、かぶり厚が少ない箇所をはずして、鋼管コッターの間隔を4D〜6Dで配置しても、必要本数が入らない場合はどうすれば良いのですか。
Q
設計条件を変え、鋼管コッターの必要本数が少なくなるように再度検討する。または、別工法による補強を検討する。



Q
仕上げモルタルを撤去する計画であったが、予備調査の結果、仕上げモルタルの圧縮強度が15N/mm2以上あることが確認されたため、仕上げモルタルを残存させる計画に変更できますか。
Q
仕上げモルタルを残存させるその他の条件(厚さ、浮き、ひび割れ)を確認する。鋼管コッターの長さを仕上げモルタル分長くする。



Q
仕上げモルタルの厚さは、どのように評価を行うのか。
Q
柱の上中下、梁の左中右(合計12箇所)を試掘を行い実測したモルタル厚さで評価を行う。30mm以上の範囲については、仕上げモルタルを撤去する。



Q
鋼管定着工法とあと施工アンカーを併用してよいか。
Q
原則として、鋼管コッターとあと施工アンカーの併用は、できない。部分的に鋼管コッターの施工ができない場合に替わりにあと施工アンカーを用いることはできる。開口部補強筋の接合材には、あと施工アンカーを用いてよい。(参考図参照)



Q
入り隅部分のコッターが設計図面の位置では定着筋が干渉しますが、どのように施工すれば良いか。
Q
梁、柱どちらかのコッターを回転させて定着筋がぶつからないように取り付ける。



Q
鋼管コッターの長さはどのように決めるのですか?
Q
UFCブロック耐震壁の場合、構造細則にて、鋼管コッターは既存躯体に鋼管径の0.3倍以上かつ25mm以上埋め込むことと、UFC接合ブロックには鋼管径の1.5倍以上埋め込むことが規定されています。従いまして、UFCブロックの割付を行った後に鋼管の長さを決定して、材料の発注を行います。



Q
トラスプレートはどのような条件で取り付けるのですか?
Q
構造細則にて、UFCブロックの列数と行数の比のが2.0を超えれる場合にトラスプレートを設置します。



Q
製造はどのようにおこなっているのですか?
Q
UFCブロックは鋼製型枠にUFCを流し込んで成型し、常温養生(24h)、蒸気養生(48h)を行い、設計基準強度が出ていることを確認し、外観検査、形状寸法検査を行い、合格したものを出荷しています。
現在の鋼製型枠の保有数量は以下のとおりです。
UFCブロック:12型
UFC接合ブロック:4型
UFCピン:20型



Q
UFCブロックの割付の調整はどのようにおこなうのですか?
Q
UFCブロックの割付は、既存躯体の調査および実測を行い、周辺寸法を確認します。周辺部の調整は、UFC接合ブロックとグラウト代で調整を行います。接合ブロックの種類は以下のとおりです。
高さ×長さ×厚さ
(1)h140mm×L360mm×w160mm
(2)h180mm×L360mm×w160mm
(3)h200mm×L360mm×w160mm
(4)h230mm×L360mm×w160mm
(5)h280mm×L360mm×w160mm
(6)h330mm×L360mm×w160mm



Q
使用できるRMブロックの種類を教えてください。
Q
現在、製造を行っていて、使用できるRMブロックは以下の通りです。
高さ×長さ×厚さ
(1)h200mm×L400mm×w197mm
(2)h190mm×L390mm×w300mm
RMブロックの規格強度は34N/mm2以上としています。



Q
RMブロックに高靭性モルタルを充填した場合の圧縮強度を教えてください。
Q
RMブロックに高靭性モルタルを充填した場合の圧縮強度は下式によりFmを求めます。
Fm=es{(1−β’)Fu+β’・Fg}
ここで、Fm :RM組積体の設計基準強度(N/mm2)
Fu :RMユニットの規格強度
Fg :グラウト材の設計基準強度(N/mm2)
β’:RMユニットの容積空洞率
es :組積係数 min{(Fg/ Fu), 0.75 }
Fu=34、Fg=45、β’=0.60 とした場合Fmは30N/mm2となります。



Q
耐震壁の長さがRMブロックで割切れないときはどのようにするのですか?
Q
壁面中心よりRMユニットを割り付け、両端部分は予め工場で切断加工したRMブロックを使用します。



Q
最上段RMブロックと鋼管コッターの取り合い部分の納まり部について教えてください。
Q
最上段のRMブロックは鋼管コッターと重なる場合、半割RMブロックを用いて組積します。



Q
繊維混入率は何%ですか。
Q
割裂補強筋比0.6%の時の引張強度は1.8N/mm2です。既往の実験により、平均値で引張強度が1.8N/mm2となる繊維量は1.0%/volとなります。施工は引張強度のバラツキを考慮して繊維量を1.25%/volとした製品(チチブベースタイトA)を使用しています。



Q
J14ロート試験は行わないのですか。
Q
高靭性モルタルは繊維を混入(1.25%/vol)している為、ロートに目詰まりをして流下時間を計測することが困難である為、JASS15M-103準じフロー値を計測することとしています。フロー値は170±50mmを管理値としています。



Q
高靭性モルタルの特徴について教えてください。
Q
RC耐震壁や枠付鉄骨ブレースの間接接合部に割裂補強筋を入れる必要があります。RMブロック耐震壁や鉄骨ブレースの間接接合部に割裂補強筋を配筋するのは困難である為、割裂補強筋比0.6%に相当する繊維を混入したモルタルです。



Q
繊維の混入はどのようにして行うのですか。
Q
開発当初は、現場で計量して練り混ぜ時に混入していましたが、現在は工場にてプレミックスしています。工場で予め繊維を混入するため、品質の安定化と施工能率の向上が図れました。